ウクライナ情勢をめぐる国連安全保障理事会の会合で、ケニアのキマニ国連大使による演説が話題になっている。帝国主義に苦しめられたアフリカの過去と照らし合わせ、ロシアの行動に懸念を示すもので、読み上げた原稿の一部がツイッターで拡散されている。

 会合は、ロシアのプーチン大統領がウクライナ東部の地域の「独立」を一方的に承認したことを受け、21日夜に急きょ開かれた。そのため、スピーチ原稿を十分に推敲(すいこう)する時間も少なかったとみられる。

 キマニ氏はまず、ウクライナの領土保全や政治的独立性が国連憲章で定められている事実を指摘。平和に解決する外交的な道筋があったとして、ロシアの行動は「正当化できない」と言い切った。

 その上で、少し間を取って…(以下有料版で,残り732文字)

朝日新聞 2022年2月23日 8時13分
https://www.asahi.com/articles/ASQ2R2DHVQ2QUHBI05W.html?iref=com_rnavi_arank_nr02