トヨタ自動車の2022年春季労使交渉が23日、愛知県豊田市の本社で始まった。同日開いた1回目の労使の協議会で、豊田章男社長は賃上げや一時金の要求水準について「会社と組合で認識の相違はない」との考えを示した。会社側が労組の要求に対して満額で回答する意向を打ち出した形で、事実上、賃金を巡る労使交渉は初回で決着した。

労組側の要求は、一時金が満額回答だった21年を0.9カ月分上回る6.9カ月分とし、賃上げでは12の...(以下有料版で,残り282文字)

日本経済新聞 2022年2月23日 18:39
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