暴風雪が続く道内は23日もJRや空の便のダイヤが大きく乱れ、利用客の足を直撃した。JR北海道が同日午後の運行再開を予定していた千歳線札幌―新千歳空港間は除雪が間に合わず、終日運休に。都市間バスの乗り場には観光客やビジネス客らが長い列を作ったが乗り切れず、千人以上が空港内で不安な夜を過ごした。JRは同日中に札幌までの臨時列車を運行すると発表していたが日付が変わっても見通しが立たない状態となり、25日からの国公立大2次試験の前期日程に臨む受験生からも不安の声が漏れた。

 新千歳空港では23日午前から羽田線など一部の運航が再開され、道外からの利用客が次々に到着した。一方、札幌と新千歳空港を結ぶJR千歳線の快速エアポートは22日に続いて終日運休となったため、空港1階にある都市間バスの窓口には長蛇の列が発生。行列は階段を通って2階まで数百メートル連なり、バス会社の担当者が「乗車まで5時間、札幌までは5時間以上かかる見通し」と説明すると、大きなため息が広がった。(以下有料版で,残り:843文字)

北海道新聞 02/24 07:10 更新
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/649139/