国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の非公開会合で27日、ロシア代表のオレグ・アニシモフ氏が「この紛争を防ぐことができなかったすべてのロシア人を代表し、謝罪を表明させてほしい」と述べた。AFP通信などが参加者の話として伝えた。

 アニシモフ氏はロシア国立水文研究所の研究者。会合はオンラインで開かれ、アニシモフ氏は謝罪の後、さらにロシア語で「ウクライナへの攻撃を正当化する根拠は見つけることができない」と語ったという。

 ロシア国内では反戦を訴える声が高まっている。ロイター通信によると、ロシアでは27日、全国48都市で抗議デモがあり、2千人以上が当局に拘束されたという。(ワシントン=合田禄)

朝日新聞 2022年2月28日 11時22分
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