和歌山県は3日、県内に適用されている新型コロナウイルス対応の「まん延防止等重点措置」について、期限の6日で解除するよう政府に要請したと発表した。

 政府は2月、週ごとの新規感染者の平均が前週比で減っていること、病床使用率が50%を下回っていることなど、重点措置を解除とする判断基準を示した。和歌山県内は2日時点でこれらの基準を満たしていたことから、解除を決めた。

 仁坂吉伸知事は会見で、今週も新規感染者の200人台が続いていることに触れ、「もうちょっと延長したほうが安心かな、と私は思う」と話した。事前に、延長の意向を政府に伝えていたという。しかし、「政府にダメです、と言われた。今回は要請があったら何でもオッケーという従来のやり方ではなくて、一定の考え方をもとに客観的にやると説明を受けた」として、国が示した基準に従うと判断したという。(国方萌乃)

朝日新聞 2022年3月3日 13時30分
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