立憲民主党の泉健太代表は3日、東京都内のベラルーシ大使館を訪問し、ロシアによるウクライナ侵攻をめぐり大使館員と意見交換した。訪問後、記者団の取材に応じた泉氏は「ウクライナに対しベラルーシが参戦することはあってはならない。自制してもらいたい」と伝えたと明らかにした。大使館側はルカシェンコ大統領が参戦を否定しているとする自国の立場を説明したという。

泉氏はまた、日本維新の会が非核三原則の見直しや核共有に関する議論を求める提言をまとめたことについて「非核三原則を維持すべきだという方針を国民に伝えたい。ウクライナ危機に反応してわが国が核兵器を持つ持たないという議論をするのは、あってはならない」と批判した。

核共有や非核三原則をめぐっては、立民と、維新や国民民主党との見解の相違が鮮明になっている。夏の参院選での連携に与える影響について問われた泉氏は「今はそういうことを考えているときではない」と述べた。

産経新聞 2022/3/3 13:30
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