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ロシア軍、ウクライナで10万人超死傷 米軍トップが指摘
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-usa-pentagon-idJPKBN2S006O
[ワシントン 9日 ロイター] - 米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長は9日、ウクライナで死傷したロシア軍兵士は10万人を超えるとの見方を示し、ウクライナ軍もおそらく同程度の死傷者が出ているだろうと述べた。

ニューヨーク経済クラブのイベントに出席したミリー氏は外交的解決の見込みについて、第1次世界大戦では早い段階で交渉が拒否されたため人的被害が拡大し、死傷者がさらに増えたとし、「交渉の機会が訪れ、和平の実現が可能なら機会をつかむべきだ」と述べた。

ロシア軍の死傷者数は10万人超 米軍トップ
https://www.cnn.co.jp/world/35195862.html
ミリー氏はエコノミック・クラブ・オブ・ニューヨークのイベントで発言し、ロシアによるウクライナ侵攻を「とてつもない戦略的失敗」と形容。ロシアが「今後、何年も代償を支払うことになるだろう」との見方を示した。
ロシアによるウクライナ侵攻は今年2月に始まった。戦争によって多大な人的被害が出ており、避難民は1500万~3000万人に上るほか、罪のないウクライナの民間人約4万人が死亡したという。
ミリー氏は、冬の間に前線が安定すれば、戦争終結のための交渉の機会が生まれる可能性があるとの見通しを示した。
ミリー氏は「交渉の機会があり、和平の実現が可能なら、その機会をつかめ」と語った。
もし交渉が実現しなかったり決裂したりした場合は、どちらの側にとっても完全な軍事的勝利の可能性がますます小さくなったとしても、米国はウクライナへの武器供与を継続するとした。
ミリー氏は「本当の意味での軍事的勝利が軍事的な手段では達成できないかもしれないため、他の手段に目を向ける必要があるという相互認識が必要だ」と語った。