【ロンドン共同】スウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)は14日、2017〜21年とそれ以前の5年間に世界で行われた兵器の取引量を比較する報告書を発表した。日韓やオーストラリアが急増しており、「中国を脅威とみなす国が多くなっている」と説明した。日本の輸入は世界で10番目に多く、152%増えた。

 世界全体の輸出入取引は4・6%減少した。輸入の上位10カ国のうち、6カ国がオーストラリアや日中韓などアジア・オセアニア地域だった。SIPRIは同地域が過去30年にわたって最も高い輸入水準を維持していると指摘した。

西日本新聞 2022/3/14 8:01 (2022/3/14 8:06 更新)
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