【ソウル共同】韓国の尹錫悦次期大統領は20日、ソウルで記者会見し、5月の就任後に大統領の執務室を大統領府(青瓦台)から市内の国防省がある敷地内に移すと発表した。尹氏は、権力が集中するため「帝王的」と評される大統領が閉鎖的な青瓦台で働いていることが国民意識との隔たりを呼んでいると批判してきた。移転で国民との距離を縮めるとともに、改革姿勢をアピールしたい考えだ。

 ただ国防省敷地への移転には少なくとも数百億ウォン(数十億円)の費用がかかるとの試算があり、「どこで働くかよりも何をするかが重要」(韓国メディア)との指摘は根強い。就任後の行動が問われそうだ。

共同通信 2022/3/20 12:25 (JST)3/20 12:42 (JST)updated
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