■立憲民主党・田名部匡代つながる本部長代行(発言録)
 私も元は(合流前の)国民民主党のメンバーだ。もう一回、一緒になって力を合わせていきたいと心から思っているし、それができないわけがないと思っている。

 (国民民主の玉木雄一郎代表が)当時よく言っていたのは、「自民党は懐が深い。自民党の素晴らしいところは十のうち九つの意見が違っても、たった一つが同じであれば『君は仲間だ』と言える。一方で、野党は弱小であるにもかかわらず、たった一つの違いを目立たせようとする。それではいつまでたっても大きくなれない」と。

 選挙においても、特に1人区はすべての力を結集しなければ勝ち抜くことは難しいという思いで、ともに戦ってきた。いまだってその状況は変わっていない。野党の力を結集して巨大与党にしっかりと対峙(たいじ)する勢力をつくっていかなければならない。

 (立憲民主は)よく「批判ばかり」と言われるが、そうじゃない。政府提出法案も8割は賛成している。最近、他党は「是々非々、是々非々」と言うが、是々非々なんて当たり前だ。共産党だって(政府提出法案の)半分は賛成している。

 良いものには賛成するが、納得いかないものにはしっかり声を上げられる。私たちはこれからも堂々と政策提言をしつつ、ダメなものはダメだと言い続ける、そういう強い信念を持った政党として力強くみなさんに訴えていきたい。(青森県八戸市内で)(鬼原民幸)

朝日新聞 2022年3月20日 16時56分
https://www.asahi.com/articles/ASQ3N5HNKQ3NUTFK009.html