【ソウル共同】収賄罪などで実刑が確定し、昨年12月に特別赦免(日本の恩赦に相当)で釈放された後も入院治療を続けていた韓国の朴槿恵前大統領が24日、ソウル市内の病院を退院した。歩いて病院を出た朴氏は「5年ぶりに国民にあいさつできるようになった。多くの配慮をいただいたおかげで健康が回復した」と記者団に語った。

 今後は出生地の南東部・大邱の自宅で生活する予定。2017年3月の逮捕から約4年9カ月にわたる収監生活で体調を崩していた。

 朴氏と尹錫悦次期大統領はともに保守系だが、尹氏は政界に転身する前の検事時代に朴氏の捜査を主導した経緯がある。

共同通信 2022/3/24 09:45 (JST)3/24 09:49 (JST)updated
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