【ニューヨーク時事】国連安全保障理事会(15カ国)は25日午後(日本時間26日午前)、北朝鮮による大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射を受けた緊急の公開会合を開いた。多くの理事国から「安保理決議違反だ」などとして非難や懸念の声が上がったが、中国とロシアが慎重な姿勢を崩さず、全会一致が必要となる声明を出すことはできなかった。

 会合では、トーマスグリーンフィールド米国連大使が「安保理が沈黙している間に、北朝鮮が何ら罰を受けることなく挑発行為をエスカレートさせていることは明らかだ」と指摘。対北朝鮮制裁を「更新し強化する」新たな安保理決議案を提案すると表明した。

 これに対し、理事国以外の利害関係国として参加した日本や韓国、英国、フランスが会合中に米国の提案に賛意を表した。

時事通信 2022年03月26日10時04分
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