日本にゆかりの深い2人の指揮官が、森保ジャパンのE組入りに同情した。かつてJリーグの名古屋で活躍し、セルビアを率いるストイコビッチ監督は、抽選後に日本語で「ごめんなさい。頑張ってください」。渋い表情を浮かべた。
 セルビアはG組に入り、ブラジルなどと同組。初の16強入りに向け、「われわれは強い。何も恐れない。ネバーギブアップだ」。「ピクシー(妖精)」の愛称にふさわしい躍進を見据えた。
 元日本代表監督のハリルホジッチ氏が率いるモロッコはF組へ。指揮官は決定の瞬間、にやりと笑みを浮かべた。「日本もわれわれのようなグループの方が簡単だった」と真剣なまなざし。
 日本を率いた前回は直前で解任され、本番で指揮を執れなかった。それでも「日本はまだフォローしている。彼らが良いW杯にすることを願っている」。対戦の可能性がある決勝トーナメント1回戦に向け、「共闘」を誓った。(ドーハ時事)

時事通信 2022年04月02日10時02分
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