国民民主党と日本維新の会が参院選の一部選挙区で選挙協力するとの方針をまとめた合意文書をめぐり、国民民主内が混乱している。維新とともに政権交代を目指すなどとした内容に党内から反発が出たためだ。国民民主は合意内容について再協議を求めているが、維新側は不信感を募らせている。

 両党が合意したのは、参院選京都、静岡両選挙区(いずれも改選数2)でそれぞれが推す候補者を推薦するという内容。合意文書ではほかに、企業団体献金の禁止など「身を切る改革」や、政権交代を実現して日本再生のために尽力することも盛り込まれた。

 ただ、国民民主内では内容を知らされていない議員らが反発。特に「政権交代」の部分には、支持団体の連合が維新と距離を置いているうえ、維新候補と競合する選挙区があるなかで「説明がつかない」(幹部)との声が相次いだ。

 国民民主は21日朝に国会内…(以下有料版で,残り382文字)

朝日新聞 2022年4月22日 21時00分
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