韓国銀行(中央銀行)は12日、金融通貨委員会を開いて政策金利を年2・50%から3・0%に引き上げることを決めた。3%台となるのは約10年ぶり。通貨ウォン安も物価上昇の圧力を高めており、当面は物価高への対応を最優先する。

 政策金利の引き上げは4月以降、5会合連続となった。記者会見をした李昌鏞(イチャンヨン)総裁は「ウォン安が物価上昇の圧力を高める要因になり、消費者物価指数は当面の間、5~6%台の高い上昇率が続く」との見通しを示し、「金利引き上げの基調を続ける必要があると判断した」と述べた。

 が前年同月比5・6%。5月以降は同5~6%程度の上昇が続き、食料品などの値上がりが暮らしを圧迫している。

 韓銀は新型コロナ禍を受けて…(以下有料版で、残り192文字)

朝日新聞 2022/10/12 14:20
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