【ソウル、北京時事】韓国外務省報道官は17日、岸田文雄首相が靖国神社に真榊(まさかき)を奉納したことと閣僚の参拝に「深い失望と遺憾」を表明する論評を発表した。「日本の責任ある指導者級の人物」と表現し、岸田首相を名指しはしなかった。
 論評は「日本の責任ある人物が歴史を直視し、過去の過ちに対する謙虚な省察と真の反省を行動で示すよう求める」と強調した。

 中国外務省の汪文斌副報道局長は17日の記者会見で「靖国神社をめぐるマイナスの動きに断固反対だ」と述べ、「日本へ厳正に申し入れた」と明らかにした。その上で「実際の行動でアジアの隣国と国際社会の信頼を得るよう促す」と求めた。

時事通信 2022年10月17日20時12分
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