12/9(金) 3:00配信

 ヤクルトが村上宗隆内野手(22)に、3年契約を準備していることが8日、分かった。近日中に、契約更改が行われる。今季年俸2億2000万円からの大幅増は間違いなく、3年総額10億円を超える大型契約となりそうだ。

 5年目の今季は、日本選手最多のシーズン56本塁打に3冠王、2年連続セ・リーグMVPと大車輪の活躍を見せた“村神様”。11月の日本記者クラブの会見では、将来的なメジャー挑戦希望を表明。「アメリカでプレーする権利を得る選手は限られた選手だけ。挑戦したい思いはあります。早ければ早いほど、いい」と明かした。

 海外フリーエージェント(FA)権取得は順調にいけば5年後の27年。だが、海外FA権取得前に、球団からは石井一久、岩村明憲、青木宣親の3選手が利用したポスティングシステムでの移籍も視野に入れているようだ。大谷(エンゼルス)のように、25歳未満でメジャー挑戦した場合、ルール上マイナー契約となり年俸なども制限される。契約総額などで球団への譲渡金も変動するため、3年契約満了後の25年オフに25歳での挑戦となれば、メジャー契約での譲渡金が入る球団にとってもメリットは大きい。

 球団としては、1年でも長い在籍が望ましいが「早ければ早いほどいい」という本人の思いを理解した。リーグ連覇、21年の日本一とチームに還元してきたものが大きい分、球団も若き大砲の背中を押す覚悟だ。

報知新聞社
https://news.yahoo.co.jp/articles/b21884da2a4bdfd6dda0a3948814367f7d7e2084