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2022/12/09(金) 18:22:32.73ID:j3PZhCrF9年末に向け、政府や厚労省がワクチンの追加接種を改めて呼びかけている。すでに新型コロナ
ワクチンの総接種回数は3億5000万回を超え、国民のうち2回接種した人は80.4%、3回目も
同67.2%と高い水準を誇る(12月8日現在)。一方、世界各国ではワクチンの追加接種のペース
は鈍り、同時にワクチンに関する様々な研究データも発表され始めている。斯界の権威が語る
「ワクチンを正しく理解する」ための最新の科学知見とは――。
WHO(世界保健機関)によると、11月に入って以降、日本の週間感染者数は4週連続で世界最多
となり、感染が拡大している「唯一の先進国」とも評される。ワクチンの追加接種が進む日本で
感染が広がりを見せている背景について、東京理科大学名誉教授の村上康文氏(専門は免疫学と
分子腫瘍学)がこう話す。
「著名な学術誌『サイエンス』(今年7月15日号)に掲載された論文では、mRNAワクチンを3回
接種するとオミクロンに感染しても免疫ができにくくなることが示されています。査読済みの
同論文のデータによると、3回、4回と繰り返す追加接種者が多いと集団免疫に到達できず
パンデミックが終わらない可能性が指摘されています」
実際、“ワクチン先進国”として知られるイスラエルは今年に入り、政府が「ワクチンを打って
も感染抑制効果は不透明」だとして、4回目以降の接種はほとんど行われなくなったという。
村上氏によれば、“ワクチンを打つほど感染が増える”可能性をサイエンスが指摘した理由は
mRNAワクチンが持つ「特性」から科学的に説明できるという。
「抗原原罪」の現象
「私は“反ワクチン”の立場を取っているわけでも、“ワクチンを打つな”と言っているわけ
でもありません。ワクチン一般の有用性については広く理解していますが、mRNAワクチンについ
ては、科学者として大きなリスクを内包している点を指摘せざるを得ないのです」(村上氏)
現在、世界で検出されている新型コロナウイルスのほぼすべてはオミクロン株であるため
日本で今年秋に始まった追加接種用のファイザー社/モデルナ社製のmRNAワクチンはともに
オミクロン株対応2価ワクチンとなっている。
「両社のオミクロン対応ワクチンは、コロナ発生当初に猛威をふるった武漢株のスパイクタン
パク質遺伝子と、オミクロン株の同遺伝子を1対1で混ぜ合わせたものです。1回目の接種で
武漢型対応ワクチンを打った人がほとんどのため、日本で武漢型のmRNA免疫を持っている人は
8割を占める。オミクロン型の抗原を混ぜても、すでに1,2回目の接種で武漢型対応ワクチンを
打った人は、その後に似た抗原(オミクロン型)を注射されても、それに適した新しい抗体を
つくろうとしない『抗原原罪』の現象が体内で起きます。そのため追加接種を行っても武漢型
スパイクタンパク質に対する抗体だけができて終わり、変異が進んだウイルスには免疫が対応
できなくなるのです」(村上氏)
(抜粋)
https://news.yahoo.co.jp/articles/c02d777af50512b4cd998d13d9eac0922c2f6458