飼っていたシェパードが過去4度にわたって通行人などにかみつき、警察などから繰り返し注意されていたにも関わらず
適切に対応せず、再び散歩中の男性の足にかみつきけがをさせたとして、埼玉県上尾市の暴力団組員が逮捕されました。

逮捕されたのは、上尾市上野の指定暴力団住吉会系の暴力団の組員、松倉信弘容疑者(68)です。
警察によりますと松倉組員は、ことし7月30日の夜、飼っている大型犬のジャーマン・シェパートが自宅の前を散歩していた
40代の男性の左足にかみつき、男性に全治1週間のけがをさせたとして重過失傷害の疑いが持たれています。
警察によりますと、組員の犬は去年1月からことし4月にかけ、あわせて4度にわたり、通行人や家を訪れた人にかみつく
事故を起こしていたということです。
このため組員は事故のたびに、警察や保健所などからシェパードをきちんとつないでおくよう注意や指導をされていたということですが
適切な対応をとらなかったとみられています。

警察の調べに対し、「犬が人をかんだことは弁解の余地はない」と供述し容疑を認めているということです。
また、組員は先月30日に無免許運転の疑いで逮捕されています。
警察は、詳しい状況を調べています。


NHK 12月10日 18時00分
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20221210/1000087508.html