0001はな ★ [US]
2022/12/11(日) 13:05:36.90ID:mJgsx5Ur92022年12月11日 07時20分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/219297?rct=kanagawa
人気アニメ「ポケットモンスター」のキャラクターが、子どもたちの学びの場に登場?。横浜市は、ポケモンを用いて楽しみながら学べる教材を無償提供しているポケモン・ウィズ・ユー財団と次世代育成を推進する連携協定を結んだ。財団が開発したプログラミング学習や防災学習キットの活用を、小学校や保育園、幼稚園で進めていく。（神谷円香）
財団は、株式会社ポケモンが東日本大震災の被災地の子どもたちのために始めたグッズの提供などの「ポケモン・ウィズ・ユー」活動を継続していくため、昨年九月に設立した。自治体と協定を結ぶのは全国で初めて。来年一月二十二日には市内でポケモンの世界観と融合したごみ拾いイベントも実施する。
横浜市は二〇一四?一九年に代表的キャラクターのピカチュウが多数現れるイベント「ピカチュウ大量発生チュウ！」が開催されたり、キャラクターがデザインされた郵便ポストやマンホールが設置されたりするなど、ポケモンと関わりが深い。十一月十日に記者会見した財団の石原恒和理事長は「子どもたちの今と未来が明るくなるよう、ポケモンが少しでもお役に立てれば幸い」と語った。
同二十五日には、鶴見区の寺尾小学校で三年生がプログラミング学習を行い、山中竹春市長が視察した。児童たちはタブレットを使い、ポケモンをつかまえるゲームでポケモンの動きを自由に設定するのに挑戦。このボタンが押されたらポケモンが前へ動くなどの「命令」を、画面上でブロックを組み合わせるように操作し、背景を変えたり効果音が出るようにしてみたりして自分なりのゲームを作っていった。
初めてのプログラミングの授業だったが、児童たちはすぐに操作を覚えて使いこなした。山野耀太郎（ようたろう）君は「自由にキャラクターを動かせるのが楽しかった」と話した。北村高則校長は「遊ぶように学べるのは理想。民間の力で学びの選択肢が広がった」、山中市長は「プログラミングをやったことがない子どもでも自然に考え方を学べる教材」と述べた。
財団は、容易な操作でプログラミングができる「Ｓｃｒａｔｃｈ」という言語を使いポケモンのゲームが作れる教材と、パソコンやタブレットの操作を自習できる教材を小学校向けに無償提供し、学習指導案も公開している。教材は学校での使用に限り、財団ウェブサイトからダウンロードできる。