「売り上げNo.1」「お客様満足度第1位」「シェアNo.1」…など自社の製品などが調査の結果、ランキング第1位を獲得したとうたうNo.1広告。
インターネットや街中でよく見かけるが…。No.1広告の裏側を取材すると、驚きのカラクリが見えてきた。

どんな「ウリ文句」に人はひかれる?
大手調査会社:これはNo.1を取らせるために、編み出された手法だって思っていただいた方がいいと思います。
最初からNo.1を打ち出す調査をサービスとしている会社も複数存在します

人は商品を選択するとき、どのようなウリ文句にひかれるのか。モバイルバッテリーを例に、「販売台数20万台突破」
「2年顧客満足度No.1」「2022年最新モデル」「人気家電芸人オススメ」の4つ選択肢を用意し、街頭で100人に調査した。

女性2人:2年連続顧客満足度No.1
男性:「人気家電芸人オススメ」を選び、芸人が責任持って勧めてくれそうな説得力がありますね
また別の2人組の女性は、それぞれ「2022年最新モデル」、「2年顧客満足度No.1」を選んだ。

「最新モデル」を選んだ女性:なんか最近出たやつやから気になる
「顧客満足度No.1」を選んだ女性:満足度が2年連続No.1やからそっちにした

聞き込みを続けていくと…「2年顧客満足度No.1」を選ぶ人が多いようで、その理由を聞いてみると、「顧客満足度っていったらみんながいいなって
思っているから」「No.1にひかれて一番いいのかなって思いました」などの声があった。
そして調査の結果…100人中54人が「2年連続顧客満足度No.1」を選択し、圧倒的な支持を集めた。

●ビジネスのためランキングが作られる?
No.1には効果があるようだが、この結果についてデータ分析の専門家は…
データサイエンティスト 松本健太郎さん:人が基本的に評価をすることが好き。あるいは評価されたものの中でいいやつを選びたい。
いっちゃんええやつを選びたいってことですよね

ランキングを意識するのは人の心理にかなっていると指摘。しかしそこに落とし穴があるというのだ。
データサイエンティスト 松本健太郎さん:“ランキングは作れる”ということだと思っています。何かしらビジネスに使うためにランキングが
使われているんだというふうに認識をしていただくのが一番いいかなと思います

続きはソースで

FNNプライムオンライン 2022年12月11日 日曜 午後1:00
https://www.fnn.jp/articles/-/455647