2/4(土) 12:58配信

朝日新聞デジタル

 ウクライナ北東部ハルキウ州のイジュームで3日夜、地雷が爆発して14~17歳の7人が負傷した。うち5人が入院したが、命に別条はないという。

【写真】自宅付近で対人地雷を踏み、右足に損傷を受けた住民=ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)提供

 同州のシネフボウ知事がSNSに投稿した。同氏によると、男性3人と女性4人が「花びら地雷」と呼ばれる対人地雷を見つけ、拾い上げて投げ捨てたところ爆発したという。

 地雷をめぐっては、国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)が昨年秋、イジュームを現地調査し、地雷使用に関する証言を聞き取った。その上でHRWは1月31日、ウクライナ軍が対人地雷を使用したとして、調査を求める報告書を発表した。

 イジュームはロシア軍に昨年3月から9月上旬にかけて占領されており、報告書によると、ウクライナ軍はロシア軍を標的に空中散布型の対人地雷を使用したとしている。また、HRWはロシア軍も侵攻当初から各地で地雷を使ってきたことが確認されていると指摘している。

https://news.yahoo.co.jp/articles/0949014bd596219584544884eb5d447d05572e20