2023年03月08日14:05

日本気象協会 本社中川 裕美子

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あさって10日(金)~11日(土)にかけては、九州から東海、北陸付近に「黄砂」が飛んでくる可能性があります。洗濯物や車などに付着することもあるため注意が必要です。







金曜~土曜 西日本を中心に黄砂飛来か

あさって10日(金)~11日(土)にかけては、西日本を中心に「黄砂」に注意が必要です。九州や中国、四国、近畿では10日(金)の朝から黄砂が飛来する所があり、昼頃からは北陸や東北にも飛んでくる可能性があります。

今のところ、濃度があまり濃くなることはなさそうです。ただ、黄砂が飛来すると、自動車や洗濯物に黄砂などが付着し、汚れることがあります。洗濯物は室内に干したり、外出はマスクに加えて、メガネを着用したりするなど対策をすると安心です。





黄砂とは

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黄砂とは、中国大陸奥地のタクラマカン砂漠やゴビ砂漠などで舞い上がった砂ぼこりが、飛んでくる現象です。

黄砂は、上空の強い風によって、遠く離れた日本へも飛んできます。黄砂が最も多く観測されるのは、春(3~5月)で、時には、空が黄褐色に煙ることもあります。また、黄砂は秋に飛んでくることもあります。日本で、黄砂が観測される回数が多いのは西日本ですが、東日本や北日本など広い範囲で黄砂が飛ぶこともあるのです。

黄砂の影響は、量が少ないと、遠くの景色がぼんやりかすむ程度ですが、黄砂の量が増えるにつれて、車や洗濯物などが汚れてしまったり、小型航空機の運航に影響がでたりすることもあります。黄砂が予想される場合は、注意が必要です。





黄砂や花粉を防ぐには
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