2023.03.13

著者:
ENCOUNT編集部





「子どもが巻き添えをくう」「二次被害を生むのでは」と批判の声が殺到

 東日本大震災から12年を機に各地で防災への取り組みが話題となるなか、高知・黒潮町で行われている子どもによる高齢者の避難誘導の訓練に、ネット上で「子どもが巻き添えをくう」「二次被害を生むのでは」と批判の声が殺到。炎上状態となっている。黒潮町本庁に取り組みの意図を聞いた。

 問題の取り組みは、今月10日に公開されたNHK松山放送局の記事「わたしたちが主役! 地域防災を支える高知の子どもたち」の中で触れられている。「避難をためらう高齢者の意識を変える」という見出しの中で、津波避難について「もう死ぬしかない」「あきらめちょる」などと避難をためらう高齢者に対し、地域の小学生が「近くに俺らがおるけん、地震がきたら来ちゃるけん」と励ます様子が紹介されている。
 この記事の内容に、ネット上では「自分の生命を最優先する津波避難の場面で、避難を躊躇(ためら)う高齢者を、なんで子供が誘導しに行く必要があるのか」「こんなん児童虐待」と批判が殺到。その後、NHKでは「※公開当初の記事で避難訓練の趣旨が不明確だったため、3月12日に加筆・修正しました」として、当該箇所の小学生のコメントが削除されるなど大幅な修正が加えられている。

     ===== 後略 =====
全文は下記URLで

https://encount.press/archives/429573/