2023/03/20 21:45

 去年、奈良県十津川村のトンネル内でケーブルにバイクが接触し2人が死傷した事故で、トラックを運転していた男性が書類送検されました。

 過失運転致死傷の疑いで書類送検されたのは、十津川村のアルバイト従業員の男性(56)です。

 警察によりますと、去年5月に男性は大型トラックを運転していたところ、十津川村の「助人トンネル」で対向車とすれ違うためトンネルの側面の壁に接近。

 その影響で、壁に固定されていた電気ケーブルがはずれて垂れ下がったものの、そのまま放置した結果、後続のバイク2台がケーブルに接触して転倒したということです。

 バイクに乗っていた50代の男性が死亡し、30代の男性も首などに軽いけがをしました。

 警察は、車体が壁に接触する可能性がないと思い込み、周辺の状況を確認しないまま壁に接近させたと結論付けました。

 一方、警察はケーブルと衝突する事故を起こしたにも関わらず警察に報告しなかったとして、トラックの後ろを走っていた乗用車の運転手(65)も、書類送検しました。

https://www.mbs.jp/news/kansainews/20230320/GE00048903.shtml