第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は20日(日本時間21日)、米マイアミのローンデポ・パークで準決勝の残り1試合があり、3大会ぶり3度目の世界一を目指す日本代表「侍ジャパン」は6―5でメキシコに逆転サヨナラ勝ちした。

 1点を追う九回無死一、二塁から村上宗隆(ヤクルト)が中堅手の頭上を越えるサヨナラ二塁打を放った。

 21日(同22日)の決勝で2連覇をねらう米国と対戦する。

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 試合後の選手のコメントは次の通り。

 村上宗隆(ヤクルト) 「もう何度も三振をして、何度も悔しい思いをして、その中でチームメートがすごい点をとってくれて助けてくれて、最後打席回ってきて……。最後は僕が決めましたけど、本当にチーム一丸となった勝ちかなと思いますし、期待に応えれて良かったです。明日はこのチームでできる最後なんでめいっぱい楽しんで最高の決勝にしたいです」

 大谷翔平(エンゼルス) 「(ここまで不振だった村上宗隆は)苦しかったと思うんですけど、人一倍バットも振っていましたし、必ず打ってくれるというのは吉田さんもそうですけど、僕が塁に出れば必ず最後1点取れると思っていた。何回かチーム全体として折れかけていたと思うんですけど、最後まであきらめないというその気持ちがつないで、つないで、ああいう形になったと思うので、本当にみんな素晴らしかったと思います」

朝日新聞 2023/3/21 12:42
https://www.asahi.com/sp/articles/ASR3P43TSR3PUTQP00X.html