2023/5/29 23:57

公明党が、次期衆院選で大阪16区に山本香苗参院議員(52)を公認する方向で最終調整に入ったことが29日、分かった。複数の関係者が明らかにした。
6月1日の党中央幹事会で正式決定する見通し。同区では北側一雄副代表が当選を重ねてきたが、山本氏の擁立で世代交代を図る。

北側氏は、国土交通相や党幹事長を務め、党の政策立案の中心的役割を担ってきた。公明には「任期中に69歳を超えてはならない」との内規があるが、特例も認められてきた。次期衆院選に向け、北側氏の処遇を検討する。

大阪16区を含め、公明の現職がいる大阪府、兵庫県の関西6選挙区では、日本維新の会が看板政策に掲げていた大阪都構想で公明の協力を得るため、候補者擁立を見送ってきた経緯がある。
ただ、維新の馬場伸幸代表は公明との関係について「一度リセットする」と表明しており、6選挙区で候補者擁立の可能性がある。

山本氏は外務省職員を経て平成13年の参院選の比例代表で初当選し、現在、当選4回。経済産業政務官や厚生労働副大臣を歴任した。

https://www.sankei.com/article/20230529-NFI522ZKBBLQRDIFWRI7GQGQRA/