笹川翔平2023年6月9日 12時00分

 松野博一官房長官は9日午前の記者会見で、天皇陛下の外遊中でも、憲法に定める天皇の国事行為である衆院解散は、臨時代行により可能であるとの見解を示した。
一方で現行憲法下では「天皇陛下の外国訪問の間に衆議院が解散された例はない」とも述べた。与野党では、21日の国会会期末での衆院解散がとりざたされている。

 衆院解散や総選挙の公示は憲法7条で、「内閣の助言と承認による天皇の国事行為」とされている。
政府は9日の閣議で、天皇、皇后両陛下が17~23日の日程でインドネシアを訪問することを決めた。この間の国事行為については、秋篠宮さまが臨時代行する。

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