コロナ以外も感染症患者増加 RSウイルス、インフル... 静岡県週報
静岡新聞5時間前

 静岡県は9日、感染症発生動向調査の週報(5月29日~6月4日)を発表した。患者報告数の多かったのは新型コロナウイルス、インフルエンザ、感染性胃腸炎、RSウイルス、ヘルパンギーナで、いずれも前週の患者数を上回った。

 新型コロナの定点医療機関1カ所当たりの患者数は3・60人で、前週の2・80人より増えたが県全体の注意報レベル(8人以上)には達していない。静岡県は全患者数を3200人、1日平均460人と推計する。地域別では東部6・08人、中部2・14人、西部2・26人。警報、注意報レベルの保健所や地域はない。 感染性胃腸炎は定点1カ所当たり5・84人で、前週の5・45人からさらに伸びた。定点報告の対象になっている感染症の中で最も人数が多い。地域別は東部5・31人、中部3・78人、西部8・27人だった。 小児科から報告されるRSウイルスは、1・85人(前週1・24人)、ヘルパンギーナは3・10人(同2・04人)で、この1カ月で急速な増加がみられた。 異例の流行が続くインフルエンザも2・22人(同1・81人)と増加した。患者の8割が19歳以下で、静岡県内では学級閉鎖が相次いでいる。