0001飴棒 ★ [US]
2023/06/13(火) 07:28:54.42ID:hH/lM74r9上毛新聞06:00
https://www.jomo-news.co.jp/articles/-/298097
https://www.jomo-news.co.jp/mwimgs/d/1/1456m/img_d199ee85e9a9da9af70aeca7900c4546144974.jpg
風車の向きを相談しながら飾る黒沢さん（右）と井上さん
乗客乗員520人が犠牲となった日航ジャンボ機墜落事故現場「御巣鷹の尾根」（群馬県上野村楢原）の管理人、黒沢完一さん（80）らが12日、尾根で最も多くの墓標が並ぶスゲノ沢に、鎮魂の祈りを込めた風車を飾り付けた。今年は新たに都内の企業が寄付した50本が加わり、小雨が降る尾根には、これまでで最も多い309本の風車が並んだ。
伊勢崎市の井上育代さん（60）が協力し、登山道の手すりをカラフルな風車で彩った。風車は東京都の日本リーテックが寄贈。安全意識向上のため新入社員研修で社員が尾根を訪れており、これまでも風車を提供してきた。
風車の飾り付けは2010年、遺族が頂上付近の「昇魂之碑」前で始め、15年からスゲノ沢に場所を移した。5年ほど前から設置に協力している井上さんは、「ここに眠る方々が『今年も飾ってくれたね』と見ていてくれたら。それが供養と思っている」と話した。
スゲノ沢は2019年の台風19号によって複数の墓標が流失。黒沢さんは村や日本航空と協力し、墓標の修復や移転作業に取り組んできた。
19年以降は台風の復旧工事やコロナ禍により慰霊登山が一部規制されてきたが、4年ぶりに入山規制のない夏を迎えた。台風で大きな被害を受けたスゲノ沢を、以前と同様に風車で彩った黒沢さんは「開山中は皆さんにぜひ来ていただきたい」と笑顔。寄付や活動の協力に感謝し、「ご遺族のため、山を守るため、今後も協力を得ながら続けていきたい」と話した。
