東京・芝公園の増上寺で8日に営まれた安倍晋三元首相の一周忌法要では、参列者に対する安倍家からのお礼の品として、北朝鮮による拉致被害者の救出活動を象徴する「ブルーリボンバッジ」が配られた。

 バッジは箱入りで、ちょう結びタイプなど形の異なる2種類が入っている。安倍氏の妻昭恵氏は、参列者へのあいさつ状で、理由について「最後まで気にかけておりました拉致問題の一日も早い解決を願い、同封」したと記した。


 安倍氏は官房副長官だった2002年、小泉純一郎首相(当時)の訪朝に同行した。首相在任中は拉致問題を「政権の最重要課題」に掲げたが問題解決に至らなかった。22年9月に実施された安倍氏の国葬では、式壇に安倍氏の議員バッジとともに、生前身につけていたブルーリボンバッジが安置された。【畠山嵩】

毎日新聞 2023/7/8 16:22(最終更新 7/8 16:22) 342文字
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