「詐欺にあわない投資の原則」などのテーマで開かれた勉強会に参加し、「最低で年利13%」「実際に自分も契約している」などと投資を勧誘された岡山市の男性ら8人が、現金を預けたのに返金されないとして、投資先の関連会社や勧誘者を相手取り、計2161万円の損害賠償を求める訴えを福岡地裁に起こした。13日にあった第1回口頭弁論で、被告側は請求棄却を求めた。

 訴状によると、訴えられたのは、シンガポールで設立された「SKY PREMIUM INTERNATIONAL」(スカイ社)の関連会社と、投資を勧誘した福岡市の男性ら。

 スカイ社をめぐっては、証券取引等監視委員会が2021年、無登録で投資商品の集金をしたことが金融商品取引法違反にあたると申し立て、東京地裁が投資に関する業務の停止命令を出している。同委によると、スカイ社は約2万2千人から総額約1200億円の投資委託を受けていたと同委に説明しており、同委の同様の申し立て案件の中で出資者数、金額ともに最大という。

 同委は、申し立ての中で@投…(以下有料版で,残り352文字)

朝日新聞 2023年7月13日 19時06分
https://www.asahi.com/articles/ASR7F661FR7FTIPE009.html?iref=comtop_7_05