群馬県は15日、浅間家畜育成牧場(長野原町)が管理する公用車1台について、車検が切れた状態で3日間公務に使っていたと発表した。うち2日間は自賠責保険も切れていた。

 県によると、牧場職員が14日、タイヤ交換をした際に車検切れに気づいたという。車検満了日は6月29日で、車検が切れた状態の30日、7月4、10日の3日間に、2人の職員が計288キロ走行させていた。道路運送車両法と自動車損害賠償保障法に違反するという。

 県では2021年にも西部農業事務所で車検切れ公用車2台を使用しており、複数職員によるチェックなど再発防止策を打ち出したが、機能していなかった。今後は出先機関の公用車でも、農政課が車検の時期を確認するという。

朝日新聞 2023年7月16日 8時30分
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