次期衆院選で野党第1党をめざす日本維新の会が、候補擁立を急ピッチで進めている。「エントリー説明会」で名前などを登録してもらい、一括選考する方式で、応募が殺到しているという。ただ、過去には党勢拡大とともに不祥事が相次いでおり、急速な擁立は危うさもはらむ。

 維新は20日現在、前回2021年衆院選の96人を上回る106人の公認を内定した。当面は、立憲民主党の現在の擁立数(約150人)を上回ることを目標としており、前回、立憲候補が接戦となった選挙区に維新候補をぶつけて落選させることで、野党第1党をもぎ取る戦略を描く。

 馬場伸幸代表は、同日の会見で「8月中には150名に近い数字に持っていきたいと報告を聞いている」と自信をみせた。

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 特徴的なのは、東京の国会議…(以下有料版で、残り1139文字)

朝日新聞 2023/7/21 5:30
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