厚生労働省は1日、個人の家庭に雇われて家事をする「家事使用人」を対象に、63年ぶりに実施した労働実態調査の結果を公表した。回答した約2千人のうち99%近くが女性で、年齢層では70代が半分を占めた。1日平均の労働時間は、全体の1割超が「10時間以上」とした。厚労省は結果を踏まえ、家事使用人にも労働基準法を適用するかどうか検討する方針。

 厚労省によると、今年1〜3月に民間の紹介所を通じて調査票を配布。回答者は80代以上が7.3%、70代が50.1%、60代が27.4%で高齢層が全体の8割を超えた。

 1日の労働時間は、2時間以上5時間未満が43.0%。

共同通信23/08/01 18時37分
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