FIFA女子ワールドカップ(W杯)オーストラリア・ニュージーランド大会で得点王に輝いた、日本代表なでしこジャパンMF宮沢ひなた(23)がイングランド女子スーパーリーグ(WSL)のマンチェスターユナイテッド(マンU)入りすることが30日、決定的となった。近日中に正式発表される。

かねて海外移籍を志向していた宮沢は、WSLリバプールやドイツの強豪フランクフルトなどからも正式オファーが届いていた。その後、W杯での5得点で一気に評価を上げ、昨季WSL2位の強豪マンUからもオファーが舞い込んだ。

28日に日本を出発した宮沢は、メディカルチェックなどを経て正式に契約を結ぶ。出国前には「もう一回り成長する必要がある」と話していたが、欧州チャンピオンズリーグ(CL)挑戦権を持つ強豪で技術を磨く。

澤穂希以来、日本人として史上2人目のW杯得点王に輝いたシンデレラガールには、複数の欧州クラブが接触。「イメージでは決めたくない」と語っていた通り、現地で話し合う中で、最終的にはマンUに新天地を決めた。同クラブは今季CL予選2回戦から登場する。

長谷川唯(マンチェスター・シティー)長野風花(リバプール)らなでしこジャパンのチームメートも所属するリーグで、成長速度を加速させる。

日刊スポーツ[2023年8月30日12時0分]
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