高市経済安全保障相が代表を務める自民党支部が、2021年に党本部から受けた支部交付金計150万円を政治資金収支報告書に記載していなかったことがわかった。高市氏の事務所は「事務的な記載漏れだった」とし、すでに収支報告書を訂正した。

 党本部の政治資金収支報告書によると、高市氏が代表を務める「自民党奈良県第2選挙区支部」に、党本部から21年6月8日、10月15日、12月10日の計3回、それぞれ50万円が支出された。しかし、支部側の収支報告書にはいずれも記載がなかった。

 事務所によると、支部交付金が振り込まれた日に、党本部から別の名目の振り込みもあり、その振り込み分だけを記載していたという。事務所は「混同し、交付金の振り込みを見逃していた」と説明している。

 同支部は21年、党本部から不記載分の交付金を含め計2870万円を受け取っている。


9/25(月) 14:09配信  読売新聞オンライン
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