香港の物価は日本の2倍…


 5年ぶりに香港に出張することになりました。

 前は年に2〜3回のペースで訪問していたのですが、コロナ禍でリモートに移行して以来、足が遠のいていました。

【写真】「日本のどこがダメなのか?」に対する中国ネット民の驚きの回答
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 円安で物価が“高く感じる”だろうということは予想していましたが、実際に現地に出向いてみれば、物価は想像を絶していました。このままでは日本はダメだという危機感を感じることとなったのです。

 今回は、そのことを記事にまとめてみたいと思います。

 日本ではいま、中国の不動産危機がことさら指摘され、中国経済の崩壊が盛んに報じられていますが、実際に香港に行ってみると現実はまったく違っていました。

 さて空港から香港市内に入り、最初に立ち寄ったのが香港ではよく見かけるドラッグストアチェーンのワトソンズでした。

 機内に液体を持ち込めないため現地でうがい薬を買うことにしたのですが、日本のドラッグストアなら400円で買えるコンパクトサイズのうがい薬が、現地価格で50香港ドル(1000円)。日本の2倍以上も高いのです。

 以前の感覚だと香港の物価は日本よりもやや安いという感じだったのですが、ちゃんと計算をしてみて驚きました。

 1香港ドルは、日本円で19.16円(10月23日現在)というのが直近のレートです。これは売りと買いの中心の値で、日本円から香港ドルに換える場合、空港の窓口だと21円を超えます。クレジットカードで支払えば、19.4円ぐらいでしょうか。この記事では1香港ドル20円と換算し、以下では日本円で話を進めていきます。

 400円程度の小さなパッケージのうがい薬が香港では1000円もするというのは、軽くめまいがしましたが、仕事を終えたあと街に出てみて、ふたたび軽いショックを受けました。

 現地のセブンイレブンでコカ・コーラのペットボトルを買ったのですが、500mlのペットボトル1本の価格が280円だったのです。

 香港に出張するとき、わたしは比較的庶民的なお店で食事をすることにしています。街中の清潔なチェーン店で軽食のつもりで中華麺一杯を注文したところ、1400円もしました。また、香港の公共交通機関の料金は、日本人の感覚では非常に安いイメージがあったのですが、今回は地下鉄で6駅乗っただけで300円です。

 以前の感覚だと香港の物価は日本の8割程度という感覚だったのに、今では日本の倍となってしまっていたのです。

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10/27(金) 7:03配信  現代ビジネス
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