パフォーマンス政治を筆鋒鋭く批判
筆者撮影(11月25日/兵庫県民会館)

 経済誌の業界で「エース」として知られる記者が、次期衆院選に出馬するという。

 岡田悟氏(39)。

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 1984年、大阪府堺市生まれの岡田氏は、2006年に関西学院大学(西宮市)を卒業後、「毎日新聞」の記者となり、秋田支局などを経て、東京本社の経済部に勤務。13年に、経済誌「ダイヤモンド」編集部(ダイヤモンド社)に移籍し、以降10年にわたって金融・証券業界やゼネコン・不動産業界、年金制度などを取材。「週刊ダイヤモンド」や「ダイヤモンド・オンライン」で記事を執筆してきた。

 その一方で、岡田氏は、「小池都知事『5つの小』呼びかけ当日に会食の言行不一致【スクープ】」(ダイヤモンド・オンライン 20年12月4日付)、「コロナ病床『増床は限界』でも感染拡大の失敗を認めない小池知事」(同 21年1月9日付)、「【スクープ】大阪カジノの土壌対策、オリックスら『ディズニーランドが理想』と公費負担を要望」(同 22年3月3日付)「万博とカジノが招く、大阪『インフラ整備費』底なし沼…私鉄は路線延伸を様子見」(同 22年8月24日付)などの記事も担当していた。

 緻密な取材によって掴んだファクトとデータ分析によって、コロナ禍で露呈した小池百合子・東京都知事のパフォーマンス政治の問題点を指摘。そして今や、国民の約半数がその開催に反対する「大阪・関西万博」や「大阪IR」に象徴される「維新」(大阪維新の会、日本維新の会)の「本質的な議論を避けた、場当たり的で、“飛び道具”に頼るような政治や行政手法」(岡田氏)を筆鋒鋭く批判してきた。

 だが、実は岡田氏は、ダイヤモンドに移籍した直後から、私のような“事件記者”界隈でも、「事件(取材)もできる経済記者」として知られていたのだ。

 その岡田氏が次期衆院選に、立憲民主党の公認候補として、「兵庫7区」(西宮市南部、芦屋市)から立候補するという。

 立憲民主党兵庫県連は11月25日、神戸市内で記者会見を行い、次期衆院選の公認予定者となる同区の総支部長に、岡田氏を選んだと発表した。12月初めにも開かれる同党の常任幹事会で認められれば、正式に公認候補者となる。

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11/30(木) 6:04配信 現代ビジネス
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