10日午後、七尾市一本杉町の老舗醤油店で、震災ごみの片付け作業をしていた60代男性がブロック塀の下敷きになった事故で、男性が亡くなったことが13日、関係者への取材で分かった。男性は心肺停止の状態で市内の病院に搬送され、その日のうちに死亡が確認された。

 七尾署と七尾鹿島消防本部によると、ブロック塀は高さ約1・3㍍、幅3・3㍍。男性は店関係者で、隣家との間にある中庭のブロック塀を砕く作業中、倒れてきた塀と納屋に下半身が挟まれたとみられる。

 醤油店は1908(明治41)年に建設された土蔵造りで、地震で大きく傾き、応急危険度判定で「立ち入り危険」を示す赤い紙が貼られていた。

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