2024/04/23 17:00
同窓会への出席回数は100回以上…83歳の野口悠紀雄さんが「高校の同窓会」で避けている「2つの話題」
なぜ「年金」の話は絶対タブーなのか
PRESIDENT Online
野口 悠紀雄
一橋大学名誉教授



人生を楽しく過ごすためには、何が必要なのか。一橋大学名誉教授の野口悠紀雄さんは「私の場合、定年退職のタイミングで高校の同窓会が増えた。シニア世代こそ学生時代の友人と関わることが大切だが、集まりでは避けたほうがいい『2つの話題』がある」という――。
※本稿は、野口悠紀雄『83歳、いま何より勉強が楽しい』(サンマーク出版)の一部を再編集したものです。







コロナ禍をきっかけに「Zoom同窓会」が始まる

高齢者は、人との関わりを、どのような形であれ、持ち続けることが非常に大事です。人間とのコミュニケーションが精神衛生の上で最も優れたものであることは間違いありません。勉強ということだけを考えても、一人で勉強するだけでなく、話し相手があるほうがよいことは、間違いありません。

ところで、いま、Zoomなどのテレビ会議を用いて、簡単に話し合うことができるようになっています。これは、在宅勤務の手段としてだけでなく、高齢者のコミュニケーションについても、重要な意味をもっているのです。

メタバースがもっと手軽に使えるようになれば、それを使うことも考えられます。ただし、漫画のキャラクターのようなアバターになるのは気が進みませんが……。

私は、高校同期生の集まりをZoomで続けています。この集まりは、もともとは月に一回、私が早稲田大学でやっていた公開特別講義に同期生にも来てもらって、講義の後に食事会をやっていたのですが、コロナ禍で公開講義ができなくなったので、Zoomに移行したのです。






「隔週土曜、30分間」だから100回も続く
https://president.jp/articles/-/80723