喰われた川蝉の指は「溶けかけ」ていた
「うら若き」川蝉が喰われてから数十年の月日が経っている筈だが残っているという事は
現代の獅子猿の胃では消化が止まっていたという事。原因は恐らく蟲憑き化だろう
つまり川蝉を喰った獅子猿はその時点では普通の大猿だった

獅子猿の首に刺さった太刀は首の半分まで食い込んでおり、普通の生き物ならまず致命傷になるだろうから
そうなったのは蟲憑き化の後だと考えられる。結論として太刀は川蝉の物ではない