>>776
おぉん!おぉん!
苦しげに上下する腹の動きに合わせて、ザクレイのヘソから白濁液がびゅくびゅくと吹き出し、湯船に広がった。
ムタマはザクレイの首筋を舐め、乳首と股間をまさぐっている。
ザクレイはこの男か女か判断がつかぬ人間の狂気に、外見以上の異常性を覚えた。

ザクレイがムタマに拉致されたのは二ヶ月前であった。
外出時、突如後頭部を殴られ気を失った。
目が覚めた時にはここに監禁され、既に「種付け」も済んでいた。
ムタマは、ザクレイに産ませた子供に英才教育を施し、最強のスマブラーにすると言っていた。
こいつは一体何を言っているのだ?
こいつは金玉もぺニスも無いが、女ではないから妊娠できないのでは?
いや妊娠させられたのは自分だ。なぜ男の自分が妊娠する?こいつがどう妊娠させた?

訳が分からぬまま、ザクレイは出産を迎えた。ムタマは、子供にスマブラでバトルロイヤルをさせて、勝ち残った一人以外を殺すと嬉しそうに言っている。
我が子を殺す?こいつは本当にどうかしている。
ザクレイは湯船を泳ぐ我が子らを眺めた。心に芽生えた母性に気がついていた。