王政(王様がいる)とか人種差別とかはだいたいわかるだろうけど
共産主義は特に現実の学校で説明とかもしないから、
この世界の共産主義と同じっぽいけど、わからない人多いかもなぁ。
こちらの現実では19世紀に産業革命で貧富の差が大きくなった時に
社会福祉(貧民救済、医療保険、年金、生活保護など)を誰がやるのかって話で
それは政府が税金などでやるべきという「社会主義」という考え方が生まれて。
さらに”奴ら”(金持ちたち)からなる政府がそんなことを自分で絶対やるわけがないから
労働者が団結して現在の政府を武力革命で転覆して、貴族や金持ちの資産を没収して
新たな人民政府が適切に資本を管理して労働者に配分しなければならないという
過激な社会主義としての「共産主義」という考え方が生まれた。
考え方としては穏健に「共産党」を議会で多数派にする選挙ベースの派閥もあるのだけど
普通の国ではそっちは「社会党」になるから、まあ共産主義というとだいたい
”現政府に対して武力組織を作って暴力革命での転覆”を目指す一派としてテロリスト扱いで弾圧されたし
適切な社会発展や社会福祉政策を取れなかった当時の中後進国でしか共産革命による政府転覆は起きなかった。
で、あの世界では共産革命は鎮圧されて共産主義政権はどこにも実現していないので
腐敗した共産政権の国も存在せず”労働者の楽園”をつくる共産革命の夢は美しい夢のままらしい。
これと対比的な意味でのリベラル(ウルトラリベラル)は「自由主義」で
そんな理想関係なく、ただなるようになる世界から
自分たちの都合のいいものだけ取って生き伸びてる存在(とジョイスは自嘲している)