>>731
https://www.nintendo.co.jp/interview/az3ha/index.html

高橋
主人公が複数いる、というのは以前からやりたかったことなんです。
大元は映画やドラマのつくり方の一種である視点主人公という群像劇に似た考え方になりますが、それを何とかしてゲームに落とし込んでみたいなと思っていました。

異なる人生、立ち位置、視点の持ち主が入れ替わりながらひとつの物語を紡いでいく・・・。
実はこれ、RPGとの相性が非常に悪いんです(笑)。

プレイヤーが主人公となるキャラクターに自分を投影して進めていくのがRPGですが、ゲームを進めていく中で視点をポンポン切り替えてしまうとお話についていくのが難しくなってしまいます。
それから、ゲームの場合は6人のキャラクターが同じ場所にいる必要があるので、そことも相性が悪い。

どういう筋立てや段取りで組み立てていけば異なる視点を入れ替えながら、ストーリーをスムーズに流し、かつゲームとして成り立たせられるか、という点を考えながら従来のゲームづくりの中に、それとなく入れ込んであります。

プレイされるお客さまには気づかれにくい点かもしれませんが、僕の中では、このつくり方にある程度自信はもてたと感じています