神奈川に転勤を命じられた時は、イメージが希薄で全国的な認知度が低く、どのようなまちか見当がつかない不安感と未知の地への期待感を織り交ぜながらやって来るが、いざ住んでみるとビジネス上のクレームの多さ、公共交通機関利用時のマナーの悪さ、よそ者に対する冷淡さなどの保守的、利己的、排他的な風土に泣き、他都市へ転勤を命じられた時には、よそ者には住みにくい神奈川のまちから離れられる嬉しさで泣く、というのである。