参院選で高齢者の投票偽造の疑い ホーム施設長ら逮捕

参院選で意思表示ができない入所者の投票用紙に勝手に記入し投票したとして、神奈川県警捜査2課は21日、同県三浦市の特別養護老人ホーム「美山特養ホーム」の施設長、阿部好知容疑者(66)=同県横須賀市=ら3人を公職選挙法違反(投票偽造)の疑いで逮捕した。

ほかに逮捕されたのは、同ホームの生活相談員、木村豊子(56)=三浦市=と、付属施設の生活相談員、阿部年弘(36)=横須賀市=の2容疑者。

逮捕容疑は7月上旬、参院選で神奈川県選挙管理委員会から不在者投票を行う施設として指定された同ホームでの不在者投票で、意思表示ができない入所者数人の投票用紙に勝手に候補者の氏名を記載し、三浦市選挙管理委員会に送った疑い。

同課によると、3人は「間違いありません」と容疑を認めているという。
https://www.nikkei.com/article/DGXNASDG21017_R20C10A7000000/