鳩山由紀夫元首相が4日、自身のツイッターを更新。「台湾の独立派を抑えて台湾有事にさせないことが日本の生きる道である。」と持論を展開した。

報道によると、安倍晋三元首相が今月1日に台湾の民間シンクタンクが主催した講演にオンラインで参加。中国の台湾への武力侵攻の可能性を念頭に、「台湾有事は日本有事であり、日米同盟の有事でもある」という趣旨の発言をしていたという。

鳩山氏は安倍元首相の発言について、「台湾有事は日本有事はその通り」理解を示しながらも、「その時いくら米軍が味方とは言え、日本はミサイル攻撃を受け壊滅の危機となる。」と警鐘を鳴らした。さらに、「台湾の独立派を抑えて台湾有事にさせないことが日本の生きる道である。」と力説した。

「鳩山さんは日米関係と同様に日中関係も重視している。万が一、米国と中国が武力衝突する事態になったら、米軍基地がある日本が戦火に巻き込まれる危険性がある。そのことを懸念したのでしょう。ただ、このツイートは台湾の内政干渉に抵触するという懸念もある」(国際部記者)

ネット上では、「日本の生きる道は、絶体中途半端な態度を取らないことです。自由主義を選択するかどうかですね。どちらにもいい顔をするなんて、至難の業です。しっかりと態度を示すことが、国際環境の中で生きる道です。さもなければ、中国米国とも信用を無くし、日本の存続はないと考えます。台湾独立は、台湾自身の問題です」という指摘が。米国と中国の間でどう立ち回るか。日本政府は難しいかじ取りを迫られる事態も想定しなければいけない。

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