ダイハツは「アトレー」を17年ぶりに全面刷新。それに伴い、新たにデッキバンも設定しました。「第3の居場所」を目指したという進化は、どのようなものなのでしょうか。

4ナンバー化で荷室を最大限活用
 ダイハツは2021年12月20日、軽自動車「アトレー」を17年ぶりにフルモデルチェンジ。後方を荷台とした「アトレーデッキバン」も新たに設定し発売しました。

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ダイハツ新型「アトレーデッキバン」

 アトレーは軽貨物車「ハイゼット」の乗用タイプとして1981年に初代が誕生。2005年に現行の5代目(アトレーワゴン)が登場しています。

 今回のアトレーの刷新コンセプトは「使い尽くせる マルチBOX」です。

 レジャーやワーケーションなど、近年増加する軽キャブワゴンの新しい使われ方に着目し、商用車ならではの広い荷室に加え、乗用車感覚の装備や質感にこだわった内外装デザイン、アトレーならではの工夫を多数採用し、家・職場に次ぐ「第3の居場所」を目指したといいます。

 外装は、メッキフロントグリルの加飾パーツなど、アトレー専用のエクステリアパーツを豊富に採用。

 内装は、9インチと6.8インチの2種類のディスプレイオーディオを初めて設定し、ダイハツコネクトや、Apple CarPlay、Android Autoに接続することでスマートフォンと連携してアプリ利用が可能です。

 アトレーデッキバンの特徴としては、最大4人の乗員定員を確保しながら、工事現場などで汚れた道具や濡れた荷物や、高さのあるかさ張る荷物をそのまま荷台に積載可能。

 さらに、ダイハツ独自の商品として建設業や農業、小売業などのさまざまな業種や、タフユースに向いたオープンデッキでレジャーなど幅広い使われ方に対応しています。

 走行面では、商用車に初めてDNGAプラットフォームを採用して「基本性能」「安全性能」を進化。

 さらにパワートレインは、660ccターボエンジンを搭載することで力強い走りを実現したほか、FR用CVTを軽商用車として初めて採用し、燃費や静粛性、発進性などの基本性能を向上させました。

 また、安全面では車線逸脱抑制制御機能や路側逸脱警報機能、ふらつき警報、標識認識機能などを追加した予防安全機能「スマートアシスト」も搭載しています。

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 新型アトレーデッキバンの価格(消費税込)は、191万4000円から206万8000円です。

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