https://www.jiji.com/news2/kiji_photos/202201/20220105at04S_p.jpg クロアチアの山岳救助隊が4日公開した、ベレビト山脈で救助される男性と、寄り添う犬の「ノース」の写真=撮影日不明(AFP時事)

 【ザグレブAFP時事】アドリア海に沿って走るクロアチアのベレビト山脈で、負傷して動けなくなった男性の体を、同行していた犬が13時間にわたり温め続け、両者とも救助された。地元メディアが4日、伝えた。

 犬の名は「ノース」。生後8カ月のアラスカン・マラミュートで、山岳救助隊は「遭難した男性を包むように温めていた」と救助時の様子をフェイスブックに書き込んだ。標高1800メートル近い現場で、遭難者と犬が一緒に担架に乗った写真を添え「友情や愛に人間も犬もない」と述べている。

 ただ、山岳救助隊は冬山の天候は変わりやすいと指摘し、山歩きに犬を連れて行くことはやめた方がいいとも警告している。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2022010500167&;g=int